【機材】King gnu常田も使うdumbloid 335 SpecialとOver dribve Specialの比較レビュー【King gnu】
最近どこに行っても街中で流れてるKing gnu。大ヒット曲の白日はyoutubeで1億5千再生!
そのギタリスト常田大希はアンプではなくエフェクターで歪ませているようです。
そんな常田さんの1st「Tokyo rendez-Vous」、2nd「Sympa」までのメイン歪みであるShin's music発のダンブロイド335を弾いてきたので通常版と比較しながらレビューしていきます。
Shins music
東京都葛飾区にある鈴木伸一氏のブランドでハイエンド系のペダルを多くリリースしています。
ボリュームペダルや後述のダンブロイドが代表作。楽器屋さんだとイシバシやイケベ、島村楽器、ミュージックランドキーで流通しておりショーケースの中に入っているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
アメリカのアナハイムで行われる楽器展示イベントの「NAMMショー」にも出展実績があり由緒正しいブランドです。
そもそもダンブルアンプとは
ダンブロイドはかの有名な「ダンブルアンプ」のドライブ音を模した歪ペダルです。
ダンブルアンプとはアメリカ・カリフォルニアの「ハワードダンブル」さんが個人制作していたアンプで、オーダーメイドでのみ制作されていたことから生産台数は極めて少ないと言われています。
また、オーダーメイドで制作するのでそのサウンドは個体ごとに異なり、ひとくちにダンブルサウンドといっても同一ではないため個人によりダンブルサウンドの解釈は異なります。
ですがファットでざらついた、初期フェンダーサウンドに近い音色だというふうには言われています。
ダンブルアンプの使用者にはジョンメイヤーやロベン・フォードやラリー・カールトン、ジュディアンドマリーのタクヤがいます。みんなセレブですね。
dumbloidシリーズ
ダンブルアンプを目指して作られたダンブロイドですが、常田さんが使用しているものは実はちょっと変わったモデルです。
そもそもダンブロイドには複数のラインナップがあります。サウンド面だけにフォーカスすると、
一番スタンダードな「STD」
STDにJAZZ/ROCKスイッチを搭載した「Overdrive Special」(ROCKスイッチはSTDと全く同じ音らしい)
STDよりもローゲイン化&JAZZ/ROCKスイッチを搭載した「335 Special」
常田さんは335 specialを使っています。
比較
試奏の際、アンプはスタックのマーシャル系でクリーンチャンネル。ギターはレスポールのハムバッカーモデルでした。これは自分が普段良く使う状況を再現したかったため。
ツマミを両モデルとも同様にセット、スイッチをロックに切り替えて弾き比べてみる。両モデルに共にonしただけで「箱鳴り感」が増されます。
アンプがダンブルアンプに変わった!(ダンブルアンプ弾いたことないけど)
Gainノブを回してみるとファズっぽさが増します。これが常田さんの音か〜。こういったオーバードライブ系ペダルって歪みきらないので弾き心地がよくなくて避けていたんですがこれは超いい‥!
多分なんですが常田さんはGainを3時方向くらいまであげて、バッキングの際はギターのボリュームを絞り、ソロのときに全開してコントロールしている気がします。なぜならそうしてみるとbedtownにそっくりな音がしたから。
オーバードライブペダルでもこんだけリッチでファンキーな音がするんですね‥ほしい‥
店員さんいわくSpecialと335は歪量だけ違うとのことでしたが、サウンド自体もかなり違う気がしました。
Specialは335にくらべて歪量が多い、かつハイ成分が控えめな気がする‥対して335はGainを全開まで回してもアリでかつハイ成分が音楽的に増す。
多分なんですが、ストラトやフェンダー系シングルコイルで引くならSpecial、ハムバッカーやP90などのギブソン系マイクなら335が似合うんじゃないでしょうか?
常田さんもfanoギターやフェンダーギターにP90を搭載しているので。
僕はハムやP90のギターしか持っていないので買うなら絶対335だなと思いました。